ホンダのコンパクトミニバン「フリードスパイク」の試乗インプレッション動画です。「フリードスパイク Gジャストセレクション」を試乗しながら、フリードスパイクの特徴や乗り心地、走行性能などを紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=45tvzScqAsU
フリードスパイクにはいくつかのグレードがあります。大きく分けて、エアロとノーマルの顔立ちがあるのですが、今回乗っているのは、「Gジャストセレクション」。
個人的にはエアロのあの顔立ちも捨てがたいと思うんですよ。最近の大きなミニバンの押しの強い感じがすごく良く出ていて、それは魅力なんです。ただせっかくシンプルな車でいうとデコレーションが強すぎるかな。
フリードスパイクは視界もよくて運転しやすい
フリードの長所といえば、まぁフィットもそうなんですが、トルコン付きのCVTを採用して、出だしがスムーズですよ。CVTにありがちな、ちょっともたついた、エンジンの音の後からついてくるような、そんな感覚がないので、乗っていて非常に気持ちいいです。乗っていてなにも引っかかることがないというクルマの造りかたは、ホンダの得意とするところかな。
それとフィット及びフリードで証明されていますが、実用燃費がそこそいい。ハイブリッドとかに頼らなくてもそれなりの日常燃費をかせぐことができるのも、このフリードスパイクの魅力のひとつだと思います。
これはフリードに限らずなんですが、最近のホンダ車の優れているところというか、よく考えているなというのが、視界の良さです。これはピラーの内側のデザインであるとか、もちろん絶対的なガラス面積を広げるとか、そういう色々な工夫で実は非常に見晴らしがいい。そのあたりも運転しやすさに大きく寄与しているところだと思います。
フリードスパイクは高速道路でも不安無し
高速道路に入ってみました。基本的にはフリードとまったく同じ走りです。フリードというのも実は運転する喜びとはという話をしましたが、まぁ実はこうやって乗ってみるとピシッと走りますし、テストコースなんかで試してみた時は、こそらく同じクラスのコンパクトカーの中では素直に、それと楽しもうと思えば楽しめる領域までついてくる車には仕上がっていると思います。
こうやって高速道路を走っていても、キチッと安定して走りますし、不安になるような部分もありません。
この手の背の高い車に乗ると、どうしても高速道路というのはいろんな不安感とか揺れとか、継ぎ目から受けるショックとかが気になったりするもんですが、割とリーズナブルな範囲でそれを乗り越えて走ってくれるような気がします。
フリードスパイクを買っている層というのは、6割ぐらいが男性だそうです。子離れ層から独身の男性も多いらしいです。結局は趣味に活用したいという思いで買っておられる方が多いと思いますけれども、まぁ根はフリードですので、運転のしやすさでいうと、フリードと変わりありません。
そういうことで女性の方が乗られても何の違和感もなく、何の不安もなく、乗って行ける車だと思います。
改めて感心するのは、日本車というのはこういう機能とか日常性とか実用性のところに関していうと、本当に日本の街を走るのによくできている。それを極めようとしているのが、数あるコンパクトカーなんですけども、今後はこのフリードスパイクのように、小さなミニバンスタイル、トールワゴンスタイルの車でもいろいろ遊びに特化したり、デザインに特化したり、そういうクルマがいろいろ出てくるんだと思います。